山と自然の贈り物の記録
思い出・『Bush 山の会』


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大学を卒業し、山に登りたい一心で、雑誌『山と渓谷』の会員募集を見て、飛び込んだのが、女性だけの山の会、
『Bush山の会』でした。
ひ弱な私は、同期の会員に助けられ、夢中で山に通い続け、気がつけば年間70日は山の中という生活。
夏山に飽き足らず、沢登り、岩登り、雪山、山スキーとエスカレートしていきました。

≪初めての夏合宿・白峰三山縦走・二軒小屋にて≫

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≪S,53・塩見岳~蝙蝠岳≫

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今、考えても充実した日々でした。
山登りから色々な事を学びました。
いつもテント生活でしたので、出かけるまえの装備のチェックは、ザックの重量も考え、ティッシュの枚数も数えました。
1つ足りない物があっても冬山では命取り、トレーニングを怠れば滑落。気をぬいても事故に繋がります。


≪S.54・足拍子山~荒沢山≫

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足拍子の山行では、頂上直下、トラバースでトップが急斜面の谷側に滑落。
救出後、負傷者と共に、事故後14時間行動し、23時すぎ土樽駅に到着。救急車を手配し、
病院に着いたのは、深夜になってしまいました。
この時の怪我は脳挫傷、骨折,外傷からなる全身打撲だったのに、歩き続けたTさんに頭が下がりました。

この後もますます山にのめり込む毎日。

回数券を買い、一人で日和田山(自宅から二時間ほどの岩場のトレーニング場)に通い、
自主トレ、毎朝のジョギング。今考えると、異常でしたねぇ…


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でも、常に三つ、四つ先の事まで考える危機管理能力は身についたような気がします。
遭難事故、滑落事故にも遭遇し、多少の事では驚かなくなりました。


≪S.54・夏合宿・毛勝三山~剣岳≫

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<白ハゲにて>

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<三ノ窓天幕場>

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この時は7/27~8/1夏合宿に参加し、剣岳でメンバーと別れ、Mさんと二人で、8/2~8/7剣岳~薬師岳~
黒部五郎岳~槍ガ岳まで縦走し、上高地に下山。
槍ガ岳では落雷の直後に頂上に向かい、梯子につかまったまま亡くなられた方達に遭遇。
後ろ髪を引かれるのを振りほどくように槍沢を駆け下りました。
その後、松本で装備を整え、8/8~涸沢をベースに滝谷で岩登りをして8/11に帰宅。
よく体力が持ったものです。


≪鷲住山~北岳≫

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<北岳頂上>

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雪山では女性だけのパーティはほとんどなく、珍しい存在だったようです。
それだけに道を譲ってくださる方も多いのです。
北岳の頂上まであとわずかの地点、トラバースを始めた所で男性三人のパーティが
道を譲ってくれすれ違った瞬間、気配で後ろを振り向くと、
青いヤッケの人がスーッと滑り出した。

エッ!!!

まだ緩やかな滑りに、体を回転させピッケルストップをかけていたので、止まると思った……
しかし、あっという間にスピードがまし、沢筋に入ったとたん視界から消えてしまいました。
その後、現場付近にいたパーティが救助にあたりましたが、まだ若い命を失ってしまいました。
下山したタクシーから流れたニュースで、岩登りを教えて頂いたことのある
知り合いが北アルプスで滑落死したのを知りました。


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≪S.55・春合宿・爺が岳東尾根~鹿島槍が岳≫

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同じ釜の飯を食べた?同期の友人とは今も山に出かけています。
私の山登りのルーツかな??
この後、さらに沢登り、山スキーにのめり込んでいくのでした。
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Posted by tomo
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[若い頃の山
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