山と自然の贈り物の記録
24年富士山スキー滑降
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5月19日。夫は、昨年の北穂高からの滑降に気を良くして、「還暦祝いに富士山山頂からスキー滑降しよう」    
と言い続けてきて、やっと、その日が来ました。                         
実は、先週がその日だったのですが、私が体調不良だと言ったら、妙にあっさりと延期してくれたのです。



先週末も、今週と同じく雨が上がり、その後快晴の二日間だったのですが、頂上付近の風速が30メートル
近かったのと、前日までの真冬並みの低温で「雪面が凍っているだろう」と言う読みがあったらしいのです。



そして今日18日。茨城でも午前中に雨があがりました。富士山では、朝から雨が上がっていたようです。
気温が上がり、明日午後には0度前後までになるようですし、風邪も10メートルくらい、明後日まで快晴が
見込まれます。と言う事は、絶好の登山日和りは、私の体調不良が掴んだ、チャンスと言えるのです。





18日午後。最も標高差の少ない、「富士宮口」目指して首都高速を走っていたら、  
なんと、「スカイツリー」がお見送りです。「久々の首都高速は不安だなー」と   
言っていた夫も、ご機嫌になってしまいました。                   
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19日。寒い夜が明けました。元富士山スカイラインの終点「富士宮口五合目」は      
標高2,400m。運よく、昨日の夜から「夜間通行禁止」の交通規制が解除になりました。  
お陰で、ぐっすり睡眠をとるはずだったのに、夜中じゅう車が到着して少し寝不足気味です。




・富士山、富士宮口五合目の夜が明けました。残雪は駐車場まで繋がっています。快晴です。
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・こちらは携帯電話での写メなので、ズームアップしたせいかぼやけてしまいました。
下界はまだ雲の下ですが、上空は期待通りに、雲ひとつ無い快晴となってきました。
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・雪は駐車場まで続いています。雪渓伝いに直登している者もいますが、苦労している様子なので、
私達は夏道を辿り六合目の小屋に着きました。屋根の上には、小さく登山者の姿が見えます。
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・山小屋の裏手の残雪、ここから登山開始です。このスキーヤーはガイドを雇った、ツアー客のようです。
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・還暦間近な私と、還暦過ぎの夫。アイゼンをつけて、元気に登りだしました。
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・横版で写すと、雪が少ないように見え、僅かな残雪を拾って登っていくように見えます。
最高の、「富士登山日和」とは言え、先行者がこんなにも多いことに驚かされてしまいます。
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・一本一本の残雪の沢(?)筋は、こんなに広大です。
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・高度を上げるにつれて、次第にスピードに差が出てきて、バラケてきます。
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・親子連れのボーダーがいました。中1くらいの子が遅れ、親から取り残され、私の後ろに見えます。
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・七合目でしょうか。ほとんど雪に埋もれています。遠くに見えるのは、八合目でしょうか?
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・一段と、斜面が急になったように感じてしまいます。みんな、息を切らしています。
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・鳥居が大きく「おいで、おいで」をしてくれていますが、苦しいです。
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・期待通り、八合目の小屋でした。
意外と簡単に、八合目に着いたように『この時は』感じていました。
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・八合目の山小屋から少し登ると、緩く広がる大斜面の向こうに、頂上が見えてきました。
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・山小屋と共に、「早くはやくおいで」と勇気付けてくれていた、鳥居を左に過ごして先を急ぎます。
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・スキーヤーが一人。テレマークで降りてきて、山小屋に向かって余裕のボーゲンを見せています。
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・行けども、行けども、同じところに山頂が見えています。さすがに、酸素が薄く感じられます。
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・20~40歩で呼吸を整え、一歩一歩登ります。心なしか、先行者に追いついてきました。
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・さすがです。私より先に夫が山頂の鳥居を目にしていました。雪に埋もれています。
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・夫が私を迎えてくれます。鳥居の右、二人の登山者の間の小さなピンクが、私の姿です。
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・さすがに最後は力が出ます。スパートで先行者を捕らえました。
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・並んでしまうと、さらに力が入ります。還暦パワーも、捨てたものではありません。
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・どこに力が残っていたのでしょう。ついに、先行者を追い抜き、山頂に到達しました。
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・やっとたどり着いた、山頂です。みんな、何事も無かったように、にぎやかにしています。
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・私の頑張りに安心した夫が、山小屋が埋もれている様を、眺めています。
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・私の息も整いました。左、剣が峰から右へと、グルリと一望していきます。
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・実は、二人とも今回が初登頂なのです。
「冬山訓練」として何回も来ていますが、九合五尺くらいまでだったのです。
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・もう一度左に目をやって、剣が峰にお別れです。風速は10メートルくらいでしょうか、寒いです。
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・私達の登頂も早いほうでした。まだ、数名しか滑降していません。
アイゼンをスキーに履き替えて、頭にはヘルメットを被りました。
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・氷りもありますが、昨日の雪が硬く「ウィンドクラスト」しています。
夫は、いつものように、「絶対転ぶなよ!」と、叫んでいます。
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・滑っているのは、私達だけです。登っている人達の手前、ヘタな滑りは出来ません。力が入ってしまいます。
左手の岩は、山頂山小屋直下の岩場です。右手の雪の中に見える黒いものは、クサリ場のアンカーです。
氷とアンカーの間を縫って、ウィンドクラスとした新雪を滑べるのは、パワーも必要です。
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・まだ登りに喘いでいる人達には申し訳ありませんが、登った者のご褒美です。
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・雲間にダイビングしてしまいそうな錯覚に陥ります。
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・私に続いて夫が滑ってきます。空は碧さを通り越して、黒くさえ見えてしまいます。
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・登り6時間、下り1時間。登山口に戻りました。一応、登山口にはバリゲートがあり、
「怪我のないようにしてください」と言う、警告板が立っていたので、十分気をつけました。
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夕べ、珍しく夫に電話がありました。会社仲間が、「久々に水戸で飲もう」と言う誘いです。
夫は「今、富士山五合目にいるので、明日生きて帰ったら電話をする」と言っていました。


こんな時の夫のパワーはなかなかです。五合目に開いていた売店を覗いたりした後の、
二時半過ぎに帰路につきました。
そして、御殿場インターで東名に乗り、直ぐの足柄SSで「金時の湯」と言う炭酸水の温泉で
汗を流し、四時半ごろになって「無事帰ったから、水戸で7時頃集合できると思う」とお電話です。


夫の執念が実ったか、7時過ぎ、本当に水戸駅前に着いてしまいました。クタクタで水戸から
運転して帰宅した私を尻目に、最終電車で帰ってきたのには感心する他はありませんでした。



一夜明けて、
昔の「冬山訓練」は、吉田大沢あたりを使ったのでしょうか。登る前の記憶では、スリップして
石のように猛スピードで落下し、露岩で高く弾けて亡くなったり、重症を負った姿ばかりでした。

富士宮口では、頂上直下が急なくらいで、恐れていた記憶ほどのものはありませんでしたが、
アイゼンが団子になって「危ないですよ」と、声をかけたくなる姿もありました。

登山者あり、ボーダーあり、スキーヤーありと、いろいろな富士山の五合目はまだ雪。
落葉松の芽吹きもまだまだ気配がありませんが、下るにつれて春が近づいていました。
新芽を捜す鹿の親子、小さな花の「なんという桜?」も咲いていました。


毎朝のジョギングが、効を奏したのでしょうか?富士山を元気に滑降してきました。






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Posted by tomo
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