山と自然の贈り物の記録
⑤若い頃・沢登りに夢中でした
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「山と渓谷社」ばかりではなく、「岳人」にも取り上げて頂きました。この表紙が新聞広告に載ったため
「アサギ同人」が、会津や越後などの忘れられた山域の開拓者として、知られるようになりました。
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・しかも、連載①~⑤まで、毎月10ページ程を割いていただきました。

「毛猛連山」は、西を「六十里越」で浅草岳に、東を「枝折峠」で越後駒ガ岳に結ばれているが、
北を「田子倉」「大鳥」「銀山」ダム、南を「黒又第一」「黒又第二」「赤柴沢」に取り囲まれた、
言わば、「水に浮かんだ山塊」でありました。 
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・沢登りといえば、これです。「焚き火」と「イワナ」です。現地調達のイワナは絶品です。
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・大鳥沢での懸垂下降です。右側、滝の落口には、大きなチョックストーンが挟まっていて、珍しい光景です。
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平ガ岳北面で尾瀬ヶ原の北面に当たり、扇形に広がる沢の本流ガ「大白沢」になります。
古い文献によると、右俣を「シロウ沢」左俣を「クロウ沢」と呼ばれ、平ガ岳に突き上げるシロウ沢は、
「遅くまで白く雪渓が残り」比べてクロウ沢は「黒い森に覆われている」ことから、それぞれの名前が
ついたものだと、言うことです。


・大白沢(おじらそう)からは、白沢山を越えて尾瀬・猫又川に下ったり、平ガ岳に登ったり、白沢の池
への登路として替わりに使ったりと、何度も足を運びました。
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・国道から民家の間を抜ける道を辿ると、この「篭渡し」があります。山村に住む人達の知恵だそうですが、
只見川上流の、「鎧」に架かっていた篭渡しは、ゾッとするほどの高さを走っていました。
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・「篭渡し」で只見川本流を渡ると、支流にあたる大白沢です。ここで、小さなハヤを釣って「つり女」デビューです。
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・シロウ沢源流荒山沢上流の、ゴルジュのトラバースするOです。雪の多い年には、雪渓の下でした。
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・ゴルジュを抜けた後の登攀です。ツルツルのリッジを、フリクションを頼りに攀る私です。
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・三段の大滝。これから上部は小さな滝が連続し、終わりは三角のデルタ状の雪田から流れが始まっていました。
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・デルタ状の残雪から湿原を辿っていくと、まったく藪漕ぎなしで平ガ岳山頂に出ることが出来ます。
これは二岐川側に少し降りた湿原にある、「玉子石」と名づけられた奇岩のある光景です。
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・大白沢から、支流の細い流れをたどっていくと、こんな大きな「白沢の池」がありました。
昭和の最後の頃に刊行された、新潟日報社の「銀山物語」のなかでは、湯之谷村で
「イワナを放流し、大きく育ったのを確認したが、繁殖は不明だ」とあります。
繁殖していれば、今頃は大きなイワナが群れをなして泳いでいる筈です。
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・クロウ沢から景鶴山を越えると、立ち入りを制限している「外田代の湿原」に出ます。釣り師が潜んでいました。
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田子倉湖をボートで渡り、白戸川から「会津朝日岳」を目指しました。
初日は、洗淀沢出会いで早めの一泊。
ありがたいことに、こんな大物が夕食を賑わしてくれました。
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・翌日は大雨。朝日岳の肩のあたりから、西面の楢戸沢に下り、滝壺に飛び込んで泳ぎ下るところ。
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アサギ同人のほとんどの者が関わったのが、中ノ岐川周辺の地域研究です。
ここは、以前から気になるところでしたが、林道に鎖が張ってあったので、
入ることはありませんでした。噂によると「中ノ岐川」から平ガ岳への新道が出来た」と言うことで、
探ってみると、確かに鎖がなくなっています。
チャンスと見て入ってみると、楽しい沢、厳しそうな沢、平ガ岳への登路として絶好な沢等、
みんなで溯るに足る魅力が一杯詰まった流域でした。






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・平ガ岳沢の大滝の登攀。轟音鳴り響く水流を瀬に、壁を登る私です。この沢の源頭は全くのメルヘンでした。
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・沢登りでは、こんなシャワークライミングは当たり前です。体が柔らかかった頃の夫です。
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・比較的易しく、落ちても怪我をしない滝つぼがあれば、ノーザイルで攀ってしまうこともあります。
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・雪渓① 見た目には少しの雪渓ですが、上を渡るのと、下をくぐるのでは大違いです。
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・雪渓② スノーブリッジほど、怖いものはありません。
空気振動さえ恐れて、意気を殺して、風のようにくぐり抜けなければなりません。
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・適度な難易度の滝やゴルジュは、次々と突破できて元気が復活してきます。
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・下カブレ沢の大滝です。沢名の言われは分かりませんが、明るい笑顔が出る大滝です。
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・大滝だけで終わりかと思っていたら、その上にも、もっと明るい滝が続きます。
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・予想しなかったほど貧弱だったり、うす暗くて気が滅入る沢もあります。
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・迫力に負けてしまうと、敗退するか、大高捲きとなりますが、負けたことはありません。
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アサギ同人では、専門誌にウンチクを載せていただくこともありました。
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このような誘いに乗って、沢登りはブームを迎えました。
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私達も沢を離れ、ブームも去ったようですが、今、ヨーロッパでは「キャニオンニング」と言う名で
アウトドアーの一つのジャンルになっているそうです。

暑い夏に、大汗をかく「岩登り」や「尾根歩き」は嫌だと、「沢登り」の涼しさに逃げ込んだはずなのに、
涼しい夏を過ごせたことはありませんでした。
ジリジリと焼け付くような夏はなかなか少なくて、多くはこの写真のような雨にたたられてしまいました。
シャワークライミングと雨、そこに照りつける太陽がないと、震えが止まりません。

でも、沢登りには、辛いことばかりではありません。
キャンプサイトは流れのすぐ脇ですから、水は有り余るほどあります。釣竿を出せばイワナ、
雪渓の消えた後には山菜、秋になるとキノコも。枯れ木を集めて焚き火をすれば、少し燻りくさく
なりますけど体の芯から温まります。

お陰様で、アサギ同人は「夏は沢登りで真っ白」「冬は山スキーの雪焼けで真っ黒」でした。








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Posted by tomo
comment:2   trackback:0
[若い頃の山
comment
見たよ
ご無沙汰してます。高橋です。
沢登りや山スキーに明け暮れていたあの頃を思いながら、懐かしく拝見しました。
また、お会いしたいですね。
2012/09/22 21:53 | | edit posted by 高橋泰三
お元気ですか?
メールで返信できなかったので、ここで返信させていただきます。
若い頃に余り行かなかった、「北アルプス」が良いところだと気づいたので、最近、力が入っています。
65歳くらいまで、厳しいところを歩き、その後は「シニア登山」に分け入っていきたいと思っています。
ところで、久し振りに「アサギ同人」の同窓会をしたいですね。「もう少し涼しくなって」「近場の丹沢辺りで」「滝沢さんあたりが幹事をして頂いて」と勝手に思っています。
2012/09/23 06:48 | | edit posted by nagai
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