山と自然の贈り物の記録
25年中ア宝剣岳スキー

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私にとっては、何十年ぶりの再訪問になるのでしょう。
 夫の「今年の行きたい山リスト」にあった「宝剣岳BCスキー」に行きました 


天気予報では、12日の日曜日の長野県は、信じられないのですが、晴れる見込みです。
土曜日。低気圧の通過で大雨の予報のため、就職早々残業続きで、疲れ切っていると言う
船橋の二男のところで、部屋の片付けと手料理のサービスをしてきました。

日曜日早朝。雨は上がりましたが、空はどんよりと曇っています。天気予報を信じて、少し遅れ
ばせながら、5時30分頃に出発しました。首都高速で事故があり、少し渋滞にかかったものの、
まずまず順調に東京を抜けましたが、相模湖付近から大月まで、雨が落ちてきてしまいました。



甲府もどんより空でしたが、期待に答えるように、少しずつ空の明るさがが増してきました。
「おーッ!あれはどこ!」。北岳や甲斐駒が真っ白です。しばらくすると、南八ケ岳の連峰が。
夫のテンションが上がってきたので、クールダウンしようと「八ケ岳PA」で朝食にしました。



・高速道路の、車窓からの眺めです。早くおいでと、呼ばれているようです。
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・PAからも、こんなにしっかりと「甲斐駒ケ岳」や「白峰三山」が見えます。
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松本と分かれて名古屋に向かうあたり、右に中央アルプス、左に南アルプス。
銀嶺がパノラマのように連なっています。 船橋から約3時間ちょっとで
「萱の平BC」のある駐車場に着きました。
「沢渡」とか「新穂高」に比べて少しスケールは小さいですが、ゴールデン
ウィーク明け、しかも雨上がりの日曜日の割には、かなりお客さんがいます。
スキーやスノボーを背負った人もいます。

私たちは、担ぐ前提で、軽量な「99cmのファンスキー」を選びました。

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専用の路線バスとロープウェイを乗り継いで、千畳敷カールに到着しました。「千畳敷ホテル」は
雪囲いのためか、「ホテル」のイメージとは違いますが、標高2600m超にホテルがあるなんて
信じられません。しかも、中央アルプスの絶景。岩壁と雪に覆われたカールの真ん中にあります。

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ホテル前の「駒ガ岳神社」左手から稜線に向かうのと、右手スキー場から宝剣岳の鞍部に向かう
登山者がいます。私は二度目ですが、夫は初めてです。どちらも魅力的なものだから、
「どっちにする?」と珍しく答えを求めてきます。左は雪だけ。より魅力的な右ルートにしました。
目の前の絶景、伊那谷の向こうの南アルプスに、平常心を失いそうです。

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たしか、ここが約2600mだから、稜線までは300mちょっとのはず。どちらをとっても、
1時間の登路です。急斜面の中ほどに数人の姿が見えますが、なかなか先には進みません。
下から見上げると、まるで雪壁を登っているように見えます。今日は気温が高いから、クラスト
も溶けるし、スキー兼用靴なのでキックステップで、出来るだけ身軽に登ろうと決めました。


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私は頭が痛いのです。バスやロープウェイの中では、生欠伸が絶えませんでした。
一気に3,000mに駆け上がるような、登山に適応できないのだと思います。

覆面レスラーのような、物凄い覆面をしたカップルが降りてきました。私も負けじと、
「日焼け止め」と「覆面」でガードを固めましたが、夫はサングラスだけです。
「この程度のやわな紫外線には、負けないぜ」と言うのです。もうすでに真っ黒ですからね。

頭が痛くとも、まずまずのペースで登れています。米粒のようだった先行者の姿が近づき、
スノーボードを背負っているのが見えてきました。刻々と近づくと、なぜか力が沸いてきます。


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夫の後姿は、いつもこんな風になります。二人分のファンスキーを、担いでいますので。
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少し「ノド」のように狭まった急斜面を、3人パーティが、恐ろしくへっぴり腰で下ってきました。
アイゼンを付けてはいますが、腰が引けていては、余り役にたちません。「私たちの上に落ちないで」
と心配になってしまいます。

続いて、20人くらいの団体が降りてきます。先頭と最後がリーダーらしく振舞っていましたが、
アイゼンに雪がダンゴになっていて、これも怖いくらいです。今日は結果オーライの様ですが、
このあと、「尻セード」をしようとしても滑らなかったくらいですから、もう少し練習を積んで
「楽しく安全に、登下降できるようにしたら良いのに」と、他人事ながら考えてしまいます。

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他人の行動にヒヤヒヤしている間に、稜線の鞍部に夏道が見えてきました。
左上していくと宝剣岳に向かって雪が伸びていますが、夫は夏道を辿ります。


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先行者のボーダーが、前岳の方に向かっていきます。あちらにも滑降ルートがあるのでしょうか?。
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初めての夫は、1時間程度で立った山稜の雄大な景色と、目の前の山小屋に目を奪われています。
どうやら避難小屋があるようです。まだ、営業していませんが、二軒の山小屋が雪に埋もれています。

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正面奥、山小屋の向こうににゆったり続く先には、「木曾駒ケ岳」。夫が「行くかい?」と聞くのは、
本人も余り興味が無いということかも知れません。左手に少し登った小ピークで、何人かのボーダーが
滑降の準備をしています。上と下からビデオを撮る準備らしく、偵察してアングルを決めています。

あとから登ってきた単独者は、迷うことなく更に上を目指します。私たちが、ボーダールートか登路を
滑降するか話していると、「こっちの方がスリルがありますよ」と教えていただきましたが、遠慮をして
小ピークから登路にドロップインする方を選びました。なにしろ、年寄りの冷や水ですから。


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滑り出しのは雪質はまずまずですが、急斜面は表面が削がれて氷が現れます。ノドに差しかかると
一転して重く深い雪に変わります。最近の降雪が雪崩れて集まり、良く締まりきっていないようです。

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滑りづらいので、ノドを抜けたところから、右の大きな斜面にトラバースします。
と、これが大失敗。こっちの方が、もっと雪が深くてグズグズです。それでは
「左手はどうだ」とトラバースしましたか゛余り代わり映えはしませんでした。


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雪が締まりきっていない、時間も遅い、そのため雪はグサグサで重く、
とびきりの絶景を眺めた後の、せっかくの感動が薄れてきてしまいます。


昼を過ぎたのに、黙々と山頂を目指すボーダーの一群とすれ違います。
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スキー場の基部まで滑り、暑い中を少し、スキーを担いで登ります。
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夫が見つけたクーポン券には、バスとロープウェイ往復に食事券と入浴割引券が付いています。

食事の「千畳敷飯」は、巨大なサンプルに圧倒され、一人前だけにしました。
小食な私たち二人で食べきれるかと思ったからです。意外に、サラダと合わせ
たサクッとしたご飯に、少し大きなトンカツがのっているのですが、あっさり
していて、完食を果たしてしまいました。これにコーヒーも付いて+200円
ですから、かなりのお買い得になっています。


テーブルからの景色を、窓越しに一枚撮りました。すれ違ったボーダーが、右上に小さく見えます。
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食事のあと、アルプスホルンの演奏があるとのことで、30分ロープウェイに乗る
のを遅らせ演奏を聴きました。いまいちかな?ですが、絵になったことで満足です。

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帰りに立ち寄った、「露天こぶしの湯」は良いお湯でした。割引券で500円になりますが、
フロントに「60歳以上の方は、500円に割り引きますので、お申し下さい」と張り紙が
してあります。「図太さ」がまだまだな私たちは、「さらに割り引くの?」なんて聞けずに
静かにお湯に浸かったのでした。疲れをほぐすのに最適な温度にゆったりと、癒されました。


「千畳敷ロープウェイ」方向を眺めます。こんな景色を毎日眺められると、嬉しいですね。
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帰り道。高速道路の方向に富士山が浮かんできます。
右手に見えるのは、異様にピラミダルな「甲斐駒ケ岳」。

前日の雨のせいか、行楽帰りの車は少ない筈だったのです
がなぜか今日も「小仏トンネルを頭に…」と電光掲示板。
いつもの中央道名物、交通渋滞が、待ちうけていました。


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中央アルプスは、「残雪期のスキー滑降」と、ついでの「馬籠宿観光」等で1日
と思っていたのですが、遅い出発で一気に3,000m近くまで登ったせいか、
生欠伸と頭痛が、襲ってきてしまいました。

そのお蔭で、「下山後の、のんびり露天風呂」に癒されて帰ってこられました。






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Posted by tomo
comment:2   trackback:0
[山スキー
comment
毎度、綿密なスケジュールでコースの完全制覇
お疲れ様でした。!
コメントと写真で、山頂の気分を想像しています。
動画も撮影した様ですが動画は、すばらいですね。!
すごい記録が残りますネ。!
2013/05/20 22:19 | | edit posted by レイタンタン
レイタンタンさんへ
こんなに素晴らしい快晴を約束してくれた、気象庁
に感謝です。
甲府盆地を過ぎるまで、「本当に晴れるんですか?」
と、半信半疑でしたが、本当に晴れました。
しかも、1時間もしないで3,000m近くに登れる
なんて、今回は、私にぴったりのコースでした。
2013/05/21 05:00 | | edit posted by tomo
comment posting














 

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