山と自然の贈り物の記録
飯豊・石転び沢スキー

003_top1sdgsdg.gif



「今年の行きたい山一覧」には、「飯豊・石転び沢スキー」も入っていたのですが、毎週行っても、
行き切れない程山盛りのメニューでした。 5月の連休明けからは、週末の天気に恵まれたたため、
毎週出かけていましたが、それでは足りません。今年で、仕事を半減させようとしていましたから、
休暇の大半は使ってしまったので、細々と週末のお天気頼みが続いています。

今回も夫の一人旅。子供との立山スキーが中止になり、あきらめた筈の飯豊に出かけました。


 以下は、夫のレポートです。 



IMGP5936.jpg




・「晴れ予報」だったのに、小国に入ると雨が降り出しました。今回も妻
から、『私の身代わりに連れてって』とマスコット人形を持たされました。
温泉も入れずに、ここから敗退するのも悔しいと、車で待機していると、
待ってみるものです。雨が止み、薄日も射してきたではありませんか。
IMGP6006.jpg


・飯豊連峰へは、「山都・川入」から本山等へ二度。30年も昔の話です。
「温身平」は初めて。駐車場が一杯なのに、登山客の姿は多くありません。
IMGP5934.jpg


・「ブナ」の樹の間に青空が見えますが、一気に晴れそうにはありません。
今までの山行は兼用靴だったのに、行程が長いと考えてズックで歩きます。
IMGP5939.jpg


・散りかけた「サンカヨウ」が、少し侘しげに迎えてくれます。
IMGP5938.jpg


・ひとり元気なのが、「タニウツギ」。ピンクが鮮やかに輝いています。
IMGP5942.jpg


・ところどころに、こんな案内があって、登山道も良く手入れされています。
IMGP5943.jpg

IMGP5982.jpg


・途中追いついた「オジサン」は、先週も来て今日がスキー納め。明日から
「山登りだ!」だそうです。標高620m付近で夏道から雪渓に降りました。
先行者がキョロキョロと、夏道を探していました。「ここからかな?」と踏み
跡を指すから「雪渓通しに行くんですよ」と言うと、「続いているんですか」
と聞くから「アイゼンは持っていますよね」とお節介を焼いてしまいました。


IMGP5944.jpg



・ワオッ、見えてきました。なかなか長大な雪渓です。スプーンカットを利用して、ズックで登ります。
標高がこんな低いのに、こんなに一杯の雪渓が残るなんて信じられません。ドンだけ雪が降るの?です。
IMGP5951.jpg



・スプーンカットも、スキーがはまってしまうほどの縦溝は無く、ゴミは多いが、まあマア滑れそう。
IMGP5949.jpg



・「石転び沢」に入っても、緩やかな雪渓が続きます。錯覚で、雲に覆われた山稜が、すぐ近くに見えます。
IMGP5954.jpg



・尾根越に「門内沢」を見上げます。S字状に突き上げ、一直線の「石転び沢」より面白いのかも。
今日の予定では、「石転び沢」往復の後、天気次第で「門内沢」も往復する予定にしてはあります。
IMGP5955.jpg



・雪渓の真ん中にポッカリ穴が開き、岩と枯れ草が見えます。若い先行者
は、スキーは先週まで、今週は歩きだそうです。飯豊は熱狂的なファンが
多いのだろうか。私の顔を見て「地元の方ですか」ときました。マタギ
のような、精悍な顔に見えたか、顔の黒さが尋常でなかったためなのか。

私が小休止していると、アイゼンを効かして、あんなに遠ざかりました。
IMGP5959.jpg



・私も、まだズック靴で追いかけるが、早い。そう言えば、トレランみたいなお洒落なレイヤードでした。
IMGP5961.jpg



・確かに「石転び」が一杯です。このまま削られていくと、いつかは北アのようになりそうです。
ここで私も、兼用靴に履き替えてアイゼンを着けます。荷は軽くなった分、足が重くなりました。
IMGP5963.jpg



・最後はカールした急斜面。雪が残る稜線直下なら、みんな同じようなもの。
最後に緩やかで飯豊らしくなったところで、「梅花皮小屋」が見えました。
IMGP5971.jpg



・稜線は少し視界がありますが、雪渓が見えなくなったりもします。
時折ガスで真っ白。風も強く、花を探す気になれず、小屋に入ります。
IMGP5969.jpg



・風の通り道に、頼もしく建っているだけで嬉しいのに、トイレはなんと
バイオ!。世界遺産の富士山よ!山形県を見習え!といいたいですね。
IMGP5967.jpg



・足の速かった若者は、門内岳を目指してガスの中に入っていきました。
石転び沢を下ると言う、二人の若者がアイゼンを着け終えて「お先に!
どうせ追い越されるでしょうが!」と言って、これもガスに消えました。
IMGP5970.jpg



今日は、「門内沢」を登り返して再滑降のつもりでしたが、天気が悪いので「石転び沢」だけにします。


・ガスの中へと滑り出したら、先の若者が急斜面を降りています。バックステップで恐々と降りています。
スキーの私は、ジャンプターンで一気にカールの底まで滑ります。石を縫いながらも、貪欲に滑ります。
それにしても皆さん、他人の後をたどらず、見事にバラけて登っているのは、個性派が揃ったのかな?
IMGP5974.jpg



・スプーンカットは許せますが、時折り「ガリッ」と言う音に胸が痛みます。スキーよ、ご免と。
門内沢の出会いまで、10分ちょっとくらいで来ました。下に来るほど、足も慣れて来ました。
IMGP5975.jpg



・滑り始めてから約20分。思いの他良く滑れました。泥まみれのスキーで、夏道に戻りました。
IMGP5981.jpg




・雲の切れ間から太陽がのぞき、真夏のような陽射しに「アズマイチゲ」。
IMGP5978.jpg


・芽吹いたばかりの「オニゼンマイ」かな?初々しさが、たまりません。
IMGP5979.jpg


・登る時には、花を閉じたり隠れたりしていたのが、次々と顔を出してくれます。
IMGP5983.jpg

IMGP5985.jpg

IMGP5986.jpg

IMGP5989.jpg

IMGP5991.jpg




・ブナの大木も見事です。これが「普通の大木」で、直径は7~80㎝。幹は、こんなに優しい感じです。
IMGP5993.jpg


・でも、「温身平」周辺のブナは違います。根元付近は、まるで象の足のよう。初めて見るものです。
IMGP5994.jpg

IMGP5995.jpg

・幹周りも、梢の近くまで「絞り」が入ったようにゴツゴツしてたくましく、樹高も驚くほど高いのです。
IMGP5996.jpg




色々な山で、多くのブナを見てきましたが、ここのものは「巨木」と言うに相応しいものです。
散策路途中に、巨木として紹介されていた「ヤチダモ」は、樹高がなんと35㍍もあるとか。



・森を抜けると陽射しが戻りますが、水を見るだけで、涼しくなってしまいます。
IMGP5999.jpg

IMGP6001.jpg



・学生さん達のフィールドワーク。何組かの、学生らしき活動が見られました。
IMGP6005.jpg



・たまには、こんなノンビリ山行も良いね。「全国でも珍しい」と言う「泡の湯」に
向かいました。「小玉川」と言うこの辺り、「マタギのふるさと」だそうです。
IMGP6010.jpg

IMGP6009.jpg



・400円は激安ですが、「珍しい炭酸泉」とは思えませんでした。
私には、お風呂はイマイチでしたが、湯船からこの眺めは満足。
留守番をしている妻に感謝しながら、ゆっくりと、温泉に浸りました。
IMGP6008.jpg





5時30分に出発をして、登り約4時間で、帰りは2時間弱。門内沢の登下降を加えても
10時間程度でちょうど1日分の行程になるはずでした。自宅から遠くなく、素晴らしい
フィールドなのに、なぜか今まで、「遠い」の印象が強くて後送りにしてきていました。

天狗原から温身平辺りの自然は、「上高地一帯」に負けないと思います。ブナやヤチダモ
の大木、巨木に癒されながら、1日過ごすのも悪くありません。来年は、もっと良い時期、
花の稜線漫歩も加えて、もう少しノンビリした山行を、計画していきたいと思っています。







hdfhdhd003_top2.gif
スポンサーサイト
Posted by tomo
comment:4   trackback:0
[HG日帰り登山(雪)
comment
石転び沢を滑降してきたんですね。
凄い技術、体力に脱帽です。
自分は登るだけで精一杯です。
次回は奥様との滑降を。

2013/06/26 16:48 | | edit posted by yamasanpo
yamasanpoさんへ
yamasanpoさん達のレポがあんまり楽しそうだったので、つい、
つられて行ってしまいました。
もっと早い時期だと、雪面も滑らかでもっと素晴らしいのでしょうが、
まだ楽しむことはできました。花の多さもそうですが、あの標高で、
あの残雪・雪渓の多さに驚かされました。
「行きたい山」が、またまた増えて困ってしまいます。
妻の視線を感じながら、しばらく一人山行が続いてしまいそうです。
2013/06/27 10:49 | | edit posted by nagai
飯豊連峰、なつかしいですね。!
新潟側から登り~山路縦走~山形側下山
毎年の恒例で、私は下山者の送迎をしたことがあります。
早朝の朝霧が懐かしく思います。
2013/07/01 06:56 | | edit posted by レイタンタンの夫
レイタンタンご主人様へ
実は、今日も一人で行って来てしまいました。
スキーも楽しいのですけれど、飯豊山の花の
種類の多さに驚いてしまいます。2~3日中に
アップしますので、高山植物の可憐な花々を
ご覧いただければ幸いです。
2013/07/01 19:30 | | edit posted by nagai
comment posting














 

trackback URL
http://snowdrop724.blog118.fc2.com/tb.php/190-53a04433
trackback