山と自然の贈り物の記録
25年奥又白の池から前穂高岳

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それにしても、先週の「北穂池」の紅葉と「大滝」の登攀は素晴らしかった!


10月の三連休。先週乗ったタクシーの運転手さんは「聞かれたら、来ない方が
良いよ!と答えるんです」と言っていました。上高地への基地となる「沢渡」では
駐車場が足りなくて、8時頃には停める駐車場がなくなってしまうのだそうです。

基本、私は激混みはいやですし、「北穂池」で充分満足していますから子供の
家のお掃除をしていたら、日曜日、夫が日帰りで「激混み」に立ち向かいました。

以下は夫の 「激混み奮戦」 レポートです。


《土曜日の荒れ模様を避け、10月13日、快晴の「奥又白池」に行ってみました。》
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「混むと言ったって、連休の中日だから大丈夫だろう!」 とタカをくくっていたら、
いつもの駐車場には「満車」ですとロープが張ってあります。慌てふためき、バス
乗車券売り場の係りの方に聞いても「満車ですね~」、落ち着いた声で返します。



・やっと上高地にたどり着きました。5時30分には出発しているはずなのに、もう6時近く。
今日は、「奥又白池」~前穂高岳~奥穂高岳~ジャン~天狗沢を経由して岳沢小屋。そして
山小屋オリジナルラベルのワインを買込んで帰るのだ。でも、ひょっとして雪の穂高ですか?
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・とにかく急ぎます。30分を取り戻すのは大変なのです。目覚めの徳沢園。
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・休憩もとらずに、「新村橋」。霜を踏んだ「人の靴跡」と「猿」の足あと。
手がかじかんで、先週の紅葉三昧から冬に近づいています。靴を履く幸せ!
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・パノラマライン入り口に道標がなく、通り過ぎてしまうところでした。真ん中の尾根を登るのです。
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・「中畠新道」分岐で休憩。急いだので、20分位取り戻しました。
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・取り付きは、尾根の末端で、遭難の碑が見守っています。
休憩中のハイカーも「オッサンどこへ行くの?」と見ています。
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・3時間だと言われる急登のはずですが、それ程のことはありません。
おお~ッ「新雪」です。日陰に残った雪に感激して、一枚を撮りました。
後でたっぷり見れたのに、「ここで見逃しては]と撮りまくったのです。
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・「松高ルンゼ」を左に見てから、右に一登りをすると、「前穂高岳東壁」とナナカマドの原が広がります。
来年は、あと一週間早く来て見よう。実の赤さではなく、一面に真っ赤なナナカマドの紅葉が見られるでしょう。
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・前方には池が現れる雰囲気。後ろを振り返るとⅤⅥのコルへの踏跡が。
ここから、コルを経由して、前穂高岳北尾根のクライムも楽しそうです。
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・大きな「奥又白池」。取り付きから、ほんの1時間で「天上の楽園」が、美しい姿を見せました。
3時間と言うコースタイムは大袈裟でした。私は3倍速は無理。せいぜい、2倍速くらいですから。
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・クライマーなのか、熱心に四峰正面壁(?)に見入っています。
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・「あそこにクライマーがいますよ!見えませんか?」と誘ってくれます。目を凝らすと、見えました。
岸壁下部三分の一くらいの所、右上するクラックの中央に。その下には、右上する太いバンドがあります。
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・詳しそうだったので「奥又尾根」の取り付きを聞くと、尾根から「A沢」まで教えていただきました。
「何処を走るんですか?」と聞くので、「早足登山です。上高地から3時間弱」と告げると驚いていました。
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・池を半周して行くと、南側にも良いテント場が整備されています。
奥又尾根も、登山道のようになった踏み跡で、迷うことはありません。
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・クライマーが、登攀後に下降ルートに使うと言う「A沢」は、Ⅴ字に切れた下にあるのです。
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・ここにも、立派な慰霊碑がありました。
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・奥又尾根は、軍艦の舳先のような岸壁に遮られるので、左のガレ沢を登ります。
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・Ⅴ字に見えた谷の、クサビ部分は、こんなガレたルンゼとなっていきます。
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・雪も残っているくらいですから、ツララが下がっていても驚きません。
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・ルンゼを登りきると、「踏み変え点」。「B沢」側に映る、足の長い私。
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・岩峰の右下の、ガレたルンゼから登ってきたのです。
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・「B沢」側は、急傾斜なルンゼとなって落ち込んでいます。
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・「A沢」から稜線を見上げると、相変わらずのガレが続いています。
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・もう一度「踏み変え点」を振り返り。きっと、元々は右の谷から稜線に突き上げていたのに、
左側の崩落が早く進んで、尾根を切り取った「略奪地形」だと思います。見た目の推測ですが。
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・明神岳と前穂高岳の稜線に着きました。ここまでも、奥又白池から約1時間です。
最後の50m位が、ちょっと厳しいガレでした。「ずり落ちない」テクニックが必要です。
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・俯瞰する「奥又白池」。「神秘の」とか「天上の」なんてことはなかったのです。
この後、「前穂高岳」山頂からも見えたのです。見たことが無かっただけなのでした。
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・「前穂高岳」には、たくさんの登山者がいて、北風に悲鳴をあげていました。
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・「明神岳」の新雪をまとった姿を撮ってみました。風は強く、冷たいのですが、なぜか嬉しくなります。
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・一転して、奥穂高岳への登山路は暑い。「吊り尾根」と言うのも、意外にきついのです。
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・にぎやかな「奥穂高岳」。北風を避け、陽だまりに一人離れた、ちょっと寂しい昼食をとりました。
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・飛騨側は、猛烈な風と冷たさ。指が凍えます。でも雪が少ないので、大助かり。
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・「岳沢」側は登山日和。上の三人が、私の「馬の背」の降りを待っていてくれて、「華麗ですね!」と
褒めていただきました。そう、私は「加齢?」かも。皆さんも、しっかりと落ち着いた安全な登りですよ!
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・写真の四人が降った後、私が登っていくと、鎖と鎖の間で3㍍くらい横にトラバースをする、ルートになって
いるのに、真っ直ぐ降っていく影がありました。「もしもぉ~し。ルートはこっちですよ。大丈夫ですか~?」。
いつもは、「自己責任」だからと、知らんぷりの私ですが、この日に「滑落遭難死」があったと聞いて、まさか…
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・今日も「ジャンダルム」のてっぺんに、人影が絶えません。とても人気者なのです。
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・見事に傾いた、「非対象地形」の「天狗岳」。こちらの山頂にも、登山者の姿が小さく見えます。
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・「天狗のコル」から、岳沢小屋にむけて「天狗沢」のガレを下ります。
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・遠めには、駆け下れそうに見えますが、富士山とは違います。1時間ほどで、岳沢の「名残りの紅葉」。
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・「前穂とか奥穂往復」と健闘を称えあう声が飛び交う「岳沢小屋」。
ここで「オリジナルワイン」を、と覗くと、違いました。槍ケ岳山荘
グループなのに、ここだけ「穂高の詩」なるワイン。しかも、ハーフ
は売り切れで、フルボトルしか残っていません。止めよう、と思った
のですが、「ここまで買出しツアー」に来たのだから」と、赤白2本
をザックに収め「ヘリで揚げたのを担いで降ろす愚行」をまたもや。
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・ここからは、見事に整備された登山道。ラストラン45分で着きました。
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・「5時ごろまでには」と思っていたのに、3時には河童橋。かなり混んでいます。
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・バスターミナルに近づくと、この行列。噂によると、トンネル内での事故もあった
様ですが、これが「上高地の本性」だったのです。長く伸びて河童橋まで繋がった
行列に並ぶこと「2時間半」。上高地を脱出し、「沢渡」に着いたのは6時です。
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今年の北アルプスの紅葉は、あえなく終わってしまっていました。昨年の思いを
もう一度、と「奥又白池」の紅葉に期待していたのですが、台風の影響で葉っぱが
飛び散ってしまったようです。その代わり、思いも寄らなかった「新雪」の出迎え
と、大きく透き通った池、いつものジャンダルムが充分に満足させてくれました。

毎年行きたいところが、またまた増えてしまいました!









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Posted by tomo
comment:2   trackback:0
[HG日帰り登山
comment
お疲れ様でした。!
毎回、ブログ拝見してますが大変の一言です。
残雪・新雪・氷柱・紅葉、それに山頂までの急斜面・絶壁の足場の確保、登頂までの道のり、鉄人山男ですね。
チャレンジ精神を見習いたいのですが私どもは降参します。
本当にお疲れ様でした。!
2013/10/21 13:59 | | edit posted by reitan
レイタンタンさんへ
コメント有難うございます。
紅葉が見られず残念でしたが、
新雪と奥又白池が見られて、
満足しました。
妻への、ワインのお土産も買って
帰ることも出来ましたし。
結局は、息子にとられたのですが…
2013/10/22 05:48 | | edit posted by nagai
comment posting














 

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