山と自然の贈り物の記録
26年一ノ倉岳から芝倉沢スキー

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夫は昨年のリベンジ、私は30数年ぶりで芝倉沢スキーに



・夫は畑の手入れが一段落し、私も用事が片付き、天神尾根から谷川岳を目指します。
谷川岳、一ノ倉二の沢右壁を夫と登ったのを最後に久々の再訪。三十数年前までは
岩登りか、沢登り、雪上訓練、追悼山行の場所としか考えていませんでした。こんな
に山スキーを楽しめるとは思ってもいませんでした。 歳をとり視野が広まったので
しょうか。もっとも昔は、ロープウェイの力を借りるなんてもってのほかでしたから。
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・今日の天気も、もちろん快晴。崩れる一日前の好天を見方にします。
17日天気図



・8時40分頃にロープウェイを降りると、すでに10人位が登っています。
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・今日はアイゼンを持ってきました。雪は柔らかいのですが、「せっかく持ってきたから着けよう」
という本末転倒な夫のお言葉です。宝剣岳のアイスバーンに相当懲りたと思っていたのですが
出かける前は、アイゼンを持つべきか、荷物になるから持たざるべきか、迷っていた夫です。
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・サクサクと意外なアイゼン効果。ステップのわずかな滑りも逃さないので、効率的かも知れません。
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・朝から気温が高く、風もありません。シャツ一枚になって登りついたら、ど~んと谷川岳がお出迎えです。
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・ちょっと雪が柔らかすぎるのが気になりますが、アイスバーンよりはましです。
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・「熊穴沢避難小屋」の屋根がk覗いています。夫が、昨年の3月末と同じ位だと言っています。
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・いよいよ天神尾根の急登が始まります。スキーは、「歩くことはないだろう」ということで、
99㎝ファンスキーにしました。いつもですが、4本ともトレーニングと称して夫の背中です。
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・「天狗の留り場]から上部。頂上へと広がる大雪面。いつまでも遠くにあって近づいてはくれません。
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・「肩の小屋」の後ろに万太郎、仙ノ倉が連なって、昔なつかしい光景が広がっています。
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・この上から突然のように雪が少なくなります。「トマの耳」頂上も雪がありません。
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・谷川岳から一ノ倉岳間は、雪の状態によっては、「踏み抜き」や「ヤブこぎ」を強いられ、通常の倍以上の
時間がかかるらしいのですが、この時にはそこまで予想をしませんでした。「オキの耳」から「トマの耳」の姿。
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・「オキの耳」から「一ノ倉岳」鞍部に向かう、なんの変哲もない残雪の稜線…。
ここまでも嫌気がさしていたのに、これでもかと踏み抜きの連続が始まりました。
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・鞍部にやっと辿り着き、振り返ります。ここで休憩していたオジサンいわく「ヒドイ尾根ですね
一ノ倉岳から先は、こんなことはないけどね」。もう、一ノ倉岳山頂に登りピストンで戻るのです。
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・「一ノ倉岳」山頂への急登。ここで出会ったオジサンは「芝倉沢?」と聞いてきました。
「S字あたりは雪崩で埋まっているよ」と言うのに、夫は「大丈夫!」と平然としています。
私達より少し歳かも知れませんが、なかなかの身のこなし。踏み抜きを嘆きあいました。
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・ガーミンで確認しながら、「間もなく山頂!」と夫が声をかけますが、体中に嫌気と疲れが溜まりました。
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・嘘のように山容が変わりました。目の前が「一ノ倉岳」でその少し先に「茂倉岳」。雪山が現れました。
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・いつも不思議です。登りでどんなにクタクタになっていても、スキーをはけば元気が復活します。
でも「芝倉沢ってどこ?」。スキーは付け終わりましたが、「一ノ倉岳山頂」からは下が見えません。
稜線で少し足慣らし。雪質が重過ぎますが、まずまずの滑りで「さあ!芝倉沢へと滑り込みます」。
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・夫は力まかせに重い雪を蹴散らし、子供のようにカールに飛び込み、何処までも行ってしまいます。
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・下から見上げると、こんな大斜面です。40年位前には雪上訓練で、なんども通ったことのある「芝倉沢」。
この歳になって、こんな再会をするなんて思っても見ませんでした。重く、深い雪に負けない力が必要です。
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・「オットットット」ビンディングの調節が弱くて、パワーに負けて外れてしまいます。
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・ビンディングの調整を終えて、広~いカールを延々と滑ります。
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・カールのそこを過ぎると、「ノド」のような狭まった場所になり、岩場に激突しないよう
いったん右の「堅炭尾根」側に回りこみ、ブロックを避けて左手「武能岳」側に戻ります。
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・「ノド」を振り返り、仰ぎ見る武能岳岩稜の威容。かつては、雪渓と岩の間に落ちて、死者もでた場所です。
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・夫はとてもご機嫌です。重い雪でも硬い雪でも、なんでも遊びにしてしまうようなのです。
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・ノドを過ぎれば、こんなに明るく開けて、ほんの少しの間ですが岩稜も凄みを失います。
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・まもなく、今日一番の難所。「S字」と呼ばれる「雪崩の巣」を通過します。多くは武能岳から落ちています。
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・一箇所パスしても、次があります。ここは、武能岳側はもちろん、堅炭尾根からも落ちているので
立ち止まることは危険です。ブロックを縫うように、ファンスキーを駆使して一気呵成に駆け抜けます。
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・芝倉沢が「湯檜曽川」に合流するところに、「虹芝寮」と言う山小屋があります。そこから「土合」まで
川沿いに下っていき、「マチガ沢」出会いを渡るところでスキーを脱いだものの、雪を繋いでゴールです。
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今日は危険はありませんでしたが、踏み抜きと、S字雪崩の巣通過地点の緊張で
と~っても疲れました。  予期しない「踏み抜き」は、体と心にダメージが大き
いのです。 ウロコソールの歩くスキーにしなかったのも失敗でした。「虹芝寮」
から「土合」までの川沿いは、グサグサの雪で、あまり滑らなかったからです。

これで春山準備も出来ました。お天気とスケジュール管理で、北アルプスに出かけます。






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Posted by tomo
comment:9   trackback:0
[山スキー
comment
春スキーお疲れ様でした。
斜度がきついように見えますが
滑降には丁度良いのでしょうか。!
私達素人は、景色・爽快感・うらやましい~!
次の予定、北アルプス。お気をつけて。!
2014/04/19 14:36 | | edit posted by reitan
レイタンタンさんへ
コメント有難うございます。

大きな大きな雪の大斜面なので、あまり危険はありませんが、
山頂からの滑り出しは、30~40度くらいの斜度があります。
滑り出すまでの苦労が無ければ、とっても楽しいところですが、
たどり着くまでに大分疲れてしまいました。

体力がまだあるうちにと思い、お付き合いしています。
でも素晴らしい景色です!
レイタンタンさんにも見せてあげたいなぁ。
2014/04/19 17:41 | | edit posted by tomo
凄い!
壮大なスケールでの春スキー、
毎回アクロバティックでチャレンジャーな行動に
驚かされ、そして憧憬の念で拝見させて頂いております。
奥様はついて行くのも大変と言いながらも、
ついて行ってしまうのですからこれまた凄いですね。
最上級の満足度の高い楽しみ方、羨ましい以外の何物でもありません。
くろすけは今世では無理なので、
来世は山男に生まれ変わって、
沢も岩もスキーもガンガンやりたいな・・・。
北アルプス、楽しみにしていま~す。
2014/04/19 19:12 | | edit posted by まっ黒くろすけ
まっ黒くろすけさんへ
春から夏にかけては、スキーの威力を思う存分
楽しめる季節です。

毎年そうなのですが、こんな登山をしていると
夏山になってから、ギャップに悩むんでしまいます。

山頂に登りついたら、「さあ、滑ろう!」と
大きな山でも1時間くらいで降りてしまうの
ですが、夏は一歩一歩くだらなければならず、
とても疲れてしまいます。

それと、「ファンスキー」や「ウロコソール」
の威力を、ほとんどの方が理解してくれない
のも悩みです。
「オモチャ?遊び?」と勘違いされ、注意される
こともしばしばです。

「それ見たことか」と言われないよう、夫と(笑)
事故に注意をして行ってきま~す。





2014/04/20 11:28 | | edit posted by snow drop
素晴らしくもあり、羨ましくもッリ、ふたりのお姿と雪と岩にため息が出るばかりです。
ところでお伺いですが、99センチ板には山用のビンディングなのでしょうか。
またウロコ板は青森製?でしょうか。
2014/04/21 23:35 | | edit posted by yosi
yosiさんへ
コメント有難うございます。

お尋ねいただいたスキー道具は、用途によって
使い分けをしています。

スキーを背負って坪足で登るときには一番軽くなる
ファンスキー用の、解放機能の全く無いもの。
(板は99㎝のほかに89㎝も使っています。)

ウロコソールを使う時には登りを考えて山用の
ジルブレツタ。板のメーカーはブルーモリスで、
120㎝のものも販売されています。

ブルーモリスのウロコは簡易に削っただけなので、
新雪期には30年も前に買った、本格的なウロコ
ソールで150㎝のものを持ち出しています。
最近では輸入されるのが少ないのか、ネットで
探しても「カルフ」のウロコソールくらいしか
見当たりません。

ただし、ウロコソールはさらさら雪には弱いので、
極低温の場合には、ウロコにシールを貼り付けて
使っています。

「穂高ならファンスキー、尾瀬から平ケ岳ならウロコ
ソール」と言う感じの使い分けをしていますので、
ご参考になれば幸いです。

2014/04/22 11:31 | | edit posted by snow drop(夫)
スキー板の件、不躾なお伺いにも係わらず教えていただき恐縮です。
革靴とワイヤー式ビンディングでやっていたころからしばらく休んでいたら、道具は滑り中心で劇的に変わり、もう附いては行けません(笑
クロカン(歩く方)も少しかじったので、「山靴+ウロコ板」は興味のあるところです。
ありがとうございました。
2014/04/22 23:10 | | edit posted by yosi
こんばんは。
春スキー楽しまれているようですね!
わたしたちはスミレ追っかけに忙しくなって、BCスキーは一応終了なのですが、
真っ白な雪面を見て、ピテカン君のスキーの虫が、
またまた騒ぎ出したようです~

ファンスキーは知りませんでしたが、短くて、扱いやすそうですね。
山スキーは長くて、重くて・・カッパはいつも持て余してます~e-258
2014/04/23 23:48 | | edit posted by ピテカン&カッパ
ビテカン&カッパさんへ
コメント有難うございます。

24日早朝から槍ケ岳にスキーに行き、昨夜帰ってきたものですから、
返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

お花も探索したいのですが、我が家ではまだまだ夫のスキーの虫が治まらず、
春スキーが続きます。

ファンスキー、とても使い勝手が良く、小回りも効き、持ち歩くにも便利で
気に入っています。もっとも我が家にはボッカボーイがいますので、
いつもお世話になっていますが。(笑)
私は近場で、尾瀬辺りと思いますが、夫の目はいつも遠くばかりをみてい
て困ったものです。
2014/04/27 03:09 | | edit posted by snowdrop
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