山と自然の贈り物の記録
20数年ぶりに南アルプス北岳に!
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 余りにも早い梅雨明け。
6月の山行の後は、梅雨明けの8月頃に、と考えていましたが、まさかの梅雨明けに
夫は焦り気味です。

 と言うのも、「梅雨明け10日」と言い伝えられるように、好天はそんなには長続きする
筈がない。「ぐずつく前に、夏山に行かなくちゃ」と言うことらしい。

行く先は、昔良く通った、南アルプスの北岳にしよう。
出来たら、バットレスの四尾根から頂上を踏みたいな。
「還暦祝いのロッククライミング」なんてどう?

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夢見る夫でしたが、残念!
ネット情報に、四尾根上部が崩落して、Dガリー奥壁ともに、現在立ち入り禁止とある。
老人らしく、一般ルートから登ることになりました。

そうなると、金沢のFはどうだろうか?
ちょっと遠すぎる気がするけど、「行きたい」なんて言うかも知れないから、連絡してみよう。
「海の日の連休は予定があって‥‥」と言いかけて「チョット待って確認するから」と一旦
電話を離れ、間があって、「行ける。行く。」となった。

8月17日。甲府駅でFと合流して、芦安まで行き、広河原行きの最終バスに乗る。
それにしても、芦安ではドタバタした。
マイカー規制となって初めて足を踏み入れたが、これでは、お客様が迷惑するだろう。

・道路が狭いのはやむを得ないが、もう少し、わかりやすい看板が必要。
・駐車場が、バス乗り場から遠く離れているのは、なぜ?坂道を、延々歩けということか。
・もうチョット早いバスとか、遅いバスとかは無いの、夏山シーズンくらい。

ともあれ、広河原に着きました。
乗り換えれば、北沢峠行きのバスがあるのは、今は昔です。
山荘前の幕場に、この日のために買い込んだ、軽量テントを張って、明日に備えます。
ここは、トイレが綺麗だし、夜中も電気が点いて安心。乾燥した幕場も気持ちが良い。

ネット情報だと、最も混雑するこの連休と言うことだったが、山荘のとまり客は多くないし、
テントもそれ程多くはない。
行列を作って、順番待ち、なんてことは無いだろう。

8月18日、4時40分。出発。
雪が消えて間もないのか、樹林の下生えがなく、昔足繁く通った頃の登山道とは、
雰囲気が違う。
登山行列も無く、時折、追い越したり、追い越されたりして大樺沢左岸を登り、白根御池
コースと分かれてしばらくすると、対岸に渡る仮橋が。
登山道には、チョット無粋な仮橋だが、大樺沢の雪渓と北岳の山頂が良く見える。

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水は澄んでいるが、今でも赤痢菌がいるのだろうか?
その昔、二俣周辺がテント場となっていた頃、赤痢菌が検出されたとかで、
幕営禁止となったと聞いた。
その頃の赤痢菌が、世代を替えて生き続けているだろうか?そうでなければ、口に含んだり、
顔を洗ったり出来るのに。

右岸に渡った登山道は、ひたすら山腹をトラバース。沢沿いに登った、昔の道とは違い結構
体力を消耗する。やっと左岸に渡り返し、いよいよ、昔道を辿って7:00時に二俣着。
コースタイムより少し早く到着したが、暑さで相当疲れてしまった。

清潔を期待したバイオトイレは、チョット表現をはばかれる臭いに圧倒されてしまった。
何処がバイオで、有料な訳?

ここから先は、大樺沢沿いの左俣を登る者が多い。
私達は、一刻も早く肩の小屋に着こうと考え、右俣コースを選ぶ。
左俣コースの、かんかん照りに比べれば、潅木の中を行くこのコースが正解だと思う。

昔、バットレス登攀後に駆け下ったコースだが、意外と急坂が多い。
いつから急になったんだろう。
ゆるやかなジグザグコースは、夢だったんだろうか?


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<肩の小屋から甲斐駒ガ岳を望むテント場の様子です>
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それにしても、あつ~い!木陰を見つけては、一息。
一息いれても、呼吸は治まらない。
「標高が高い」と言うことは、酸素が薄いって事かな。
それとも、高度順化が出来ずに、苦しいのかな。
認めたくないけれど、歳のせいかな。ヤッパリ。


<肩の小屋の繁盛ぶりと富士山側テント場>
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10:05分に肩の小屋に到着。
早速、小屋のオジさんのところに夫が訪ねる。

20年振りだから、覚えているかな。
一週間ほど前に、偶然テレビで見かけたオジさんは、20年前とほとんど変わらない
顔だった。

夫が「お久しぶりです!」というと「オッ、久しぶり」。
「20年振りです。」というと「もっと経っているだろう」。
正確には、23年ぶりなのです。
「お土産です」と手渡すと「ビールでも飲んで」と夫と、私、Fに雪でキンキンに冷えた
缶ビールを差し出す。

余りの冷たさに、ほとんどお酒を飲めない私も、ついつい「プッシューッ。ごっくん」
と飲んでしまっていました。

一口飲み終えた、私とFの缶は夫の両手に渡り、至極ご満悦。
本当に、オジさんは覚えていてくれたのかな?
アルコールで満足した夫は、今日の山頂往復は取りやめて、テントを張った後、
さらにワインに手を広げていきました。

それにしても、小さなテントが多い、一人用から二人用が最も多い。
大型テントは全く見かけない。
張り方も、風邪を避けるような場所選びは考えず、全くの無防備。
雨風が吹いたら、どうするのだろう。
慌てて小屋に逃げ込むのだろうか。

案の定、夕立が来た。バラバラ、ザーッ来て、直ぐに帰ってしまったから良かった。

水場まで汲みに行った夫を心配して、テントの外に顔を出すとなんと、虹です!
鳳凰三山方向に、見事な虹が輝いています。
ずぶ濡れの筈の夫も、ニコニコして戻ってきました。
「雨が上がったらサーッ。虹が出たんだよ。教えてあげようと思ったけど、息が苦しくて
間に合わなかったよ。写メも撮れなかったし。」

<夕立の後に虹が>
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<夕立が通りすぎて、テント場に夕日、東には富士山が顔を出す>
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心遣い有難う。こんな写メを撮っていたんですが‥‥。
しっかり、虹を記録した私。

8月19日。3:57分、ご来迎を目指して出発。
辛うじて、ライトをつけないでも歩ける明るさになっている。
朝一番で、体が寝ているのに夫は先を急がせる。

あーヤダヤダ!
なんで男ってのは、人より前に出ようとするのだろう。
闘争心って、男の本能なの?

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待つこと20分余り。4:49分にご来迎です。
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<北岳山頂から御来迎のうしろ姿です>
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なんて幸運なのでしょう。
連休直前にぐずついた天気は回復し、また、明日以降雨模様になるようです。

<ご来迎あと肩の小屋に戻る>
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6:55分。テントを畳んで、肩の小屋前を後にする。
下りなのに、なぜか体調不良。
朝日もギンギラで、あつ~い。
白根御池分岐、二俣。暑いし、ふらつくし、絶不調なのに、ひとり元気な夫。
なんとも腹立たしい。
クラブツーリズムのおばさんたち、ワイワイ、ガヤガヤ、と元気です。
なんて、賑やかなの。お元気が羨ましい限りです。

9:55分広河原着。

下山日に疲労困憊でした。
最近始めた、朝トレのし過ぎだった?
次にに向けて、汚名(?)返上!に燃え上がる、私でした。







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Posted by tomo
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