山と自然の贈り物の記録
剣岳デビュー(夫)
003_top1sdgsdg.gif






8月8日、夕方自宅を出発し、高速で車中泊。
8月9日早朝、立山町のアルペン村に到着。
ここから、室道直行バスに乗り換えて、いよいよ夫の剣岳デビュー開始です。
いつもの一緒の、金沢のFは、北海道旅行中で、残念ながら今回はパス。

10:00時にバスターミナル出発。
嬉しいことがあると、とうも夫の動きに落ち着きがありません。
あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。
お陰で、雷鳥沢テント場まで、1時間もかかってしまいました。
私は、ノーマルルートから山に登ってきましたが、夫は未踏の沢、雪山ばかりで
いわゆる普通の山にはあまり出かけていないのです。
というより、ノーマルルートに興味が無かったのですが、還暦を迎え目線が変わったようです。


110809_10227E01.jpg


110809_11107E01.jpg 110809_10587E01.jpg


110809_12487E01.jpg
110809_12347E01.jpg 110809_12477E02.jpg


110809_12487E02.jpg 110809_12497E01.jpg



今日は晴天。今回も運が良い。
昨日の夜、高崎付近を通過したときには、もの凄い雷があって
ハラハラ、ドキドキで高速を走ってきたのに、立山は数日間雷が来ていないと言う。
剣沢でテントを張るにも、雷が心配でした。

別山乗越への登りは暑~い。
おまけに、赤岳での頑張り過ぎがたたって、少々太もも、ふくらはぎが重い。
1時間ちょっとで2,500m付近までバスが運んでくれたから、高度順化もできていない。

若いときには、どうってことがなくとも、やはり還暦と予備軍のペアでは、影響がでています。
無理するな、無理するな、と言いつつピッチを上げていく夫。
言葉の意味を理解して使っているのかなぁ。
それにしても、暑~い。
途中、昔ながらの大なべを二つもザックに括りつけた、ワンゲルとおぼしき団体がばててし
まっていたのは気の毒だった。
無理せず早めに休めばいいのに。

IMGP0264.jpg IMGP0266.jpg


別山乗越12:30分。
ここのバイオトイレは綺麗だ。それに比べて、北岳の二俣で圧倒された悪臭。
あれは、一体なんだったのだろう。

ここからは、ゆったり下って30分。13:10分、剣沢テント場だ。

110809_16347E01.jpg
110809_16317E01.jpg


広大な剣沢カールは、いくらでもテントを張れそうだ。
ここも、トイレはバイオトイレ。
水場はすぐ近くで、雪解けの冷水がたっぷり。
涸沢のような俗っぽいところがなく、まさに山登りのベースとしては別天地。

こんなに綺麗だと、利用者のマナーも良くなるのか、
三々五々トイレ通いをしている。

余りの好天気に、私はテントに避難。日陰に入って涼しいこと。
入り口を開けてると、目の前に剣岳。
テントから、しかも、寝ながら剣を眺める「寝剣=ネツルギ」を独り占めなんて、
なんと言う幸せ。

110809_16217E02.jpg 110810_09217E01.jpg



ちなみに、夫はビールを飲んで、裏の大岩の上で昼寝を決め込んでいます。

夜が来ても、雷が来ないで、静かな一夜でした。

8月10日。
今日は、クサリ場をスムースに通過するため、出来るだけ早く出発することにしている。
ところが、上には上がいるもので、3時30分頃には、もう前剣に向かうライトが光っています。
 私達も、急いで支度をし、薄暗い中の4時30分に出発。
40分過ぎにはかなり白んできて、50分に剣山荘。

立派な山荘の裏手から前剣への急登が始まる。
ますます、明るさは増してきたが、空にはオドロオドロしい黒い雲が覆っている。
天気予報では、午前中曇り、午後晴れ。少し、悪いほうに外れたらしい。

昨日は、あんなに素晴らしい剣岳を眺めたんだから、今日も晴れでは、虫が良過ぎるかなぁ。
「視界がなくとも、剣岳の山頂を踏めればいいや」と半分諦め、地味に登ることを覚悟。

そうすると、不思議なもので、時折雲が流れたり、霧が晴れたり、
好天の予兆があらわれてきた。
5:50分、1時間で前剣到着。剣沢側はガスっているが、室堂側は晴れている。
素晴らしいコントラストだ。
こんな光景には、なかなか出会うことが出来ない。

IMGP0297.jpg IMGP0307.jpg


昨日は、赤岳の疲れが残っていたのか、体調はイマイチだったが、今日は快調。
最初のクサリ場でストックをしまうと、そこは、昔のクライマー。
カニのタテバイも、待つことなしに通過。
こんな時には、夫の行動がとくに不可解だ。
口ではノンビリと言った矢先に、追い抜きにかかる。待っている間も虎視眈々と
隙間を探している。

IMGP0325_20110820141153.jpg
IMGP0321_20110820141153.jpg


なんで、競争ばっかりしたがるのかなぁ?
まるで、競走馬の本能を持っているようだ。
男って、皆んなこうなんですか?

IMGP0328.jpg


6:55分、剣岳山頂到着。いつの間にか、快晴です。
北方稜線、三の窓方面の岸壁群は凄い。
昔はあんなところでビバークしたりして、危ないことをしていたんですね。
若いときには。

IMGP0338.jpg
IMGP0340.jpg
IMGP0319.jpg
IMGP0320.jpg


夫は、「岩の殿堂とはよく言ったものだ。」「若いとき来なかったのが惜しい。」
と口惜しがっていました。
さらに、「長次郎谷は緩いな」、「源次郎尾根ってのもあったなと、
次のルートも物色しているようです。


IMGP0352.jpg
IMGP0354.jpg

帰りの難所は、カニのヨコバイ、と言うらしい。
このクサリ場の一歩は、正直危ない。カラビナを通す位は、義務付けたほうが良いかも。
クラッとしたり、スルッとしたら、どうするんだろう。こんなに、たくさんの中高年が
登るようになったのだから。

前剣を経てテント場に、9:45分着。

あとは、アルペン村行きの直行バスまで戻るのみ。

別山乗越まで30分。さらに、そこから坂を駆け下って、雷鳥沢まで55分。

赤岳に続いて、後半は絶好調。
完全復活は、間違いありません。歳のせいではなかったらしく一安心。
雷鳥沢温泉では、無料サービス券を使ってゆっくり温泉に浸かり、
すっかり汗を流しました。

デビューに気をよくした夫は、次は「北鎌尾根から槍ヶ岳」か「槍ヶ岳から西穂高岳縦走」
に行きたいなあ、昔は、簡単に行ったんだから。
それってあなただけではありませんか?

さらには、立山は春スキー、剣岳は別ルートでと夢を膨らましてしまいましたが、
そんなに、行きたいところばかり増やして、どうするつもりでしょう。
私の身体が持ちませ~ん。





hdfhdhd003_top2.gif
スポンサーサイト
Posted by tomo
comment:0   trackback:0
[北アルプス
comment
comment posting














 

trackback URL
http://snowdrop724.blog118.fc2.com/tb.php/66-48f9633e
trackback